ほっぺは別腹

ナースが描く育児まんが

http://www.cheeks-betsubara.com

時短勤務の心得

当然の権利と言えど、犠牲になる人の存在の上に成り立っているのが実情、そんな時短勤務に当たるなかで周囲とうまくやっていくための心得。

時短勤務歴は合計1年半程ですが、異動が多いためいくつか異なる環境での勤務を経験してきた看護師の私の、個人的な見解です。

 

時短勤務に理解があり十分にサポートしてもらえる職場の場合。

1.挨拶を欠かさない

出勤時は既に仕事にとりかかっている常勤職員に配慮した声量で、かつ爽やかに。退社時も必ず「お先に失礼します」の一言を。

2.感謝の気持ちを忘れない

きちんと言葉で伝える。常に謙虚な姿勢を意識する。

3.時間内で最大限働く

午前中に見通しがつくよう段取りし、引き継ぎも早めにする。余裕のある時ほど、自分の仕事は素早く終わらせて、常勤職員のフォローを積極的に申し出る。

4.スキルアップは一旦置いておく、でも諦めない

今は子育て優先だし、短い時間でテキトーに働いて、ただ給料もらえれば良い、という意気込みでやっているとそれは必ず周囲に伝わる。できる範囲で、スキルを磨く努力は続ける。自分の強みを意識して働く。

5.こども都合での急な欠勤時

できる限り穴をあけないための努力をする。急な休みを取らざるを得ない時は、できれば次に出勤できる日を明確にして連絡する。次回出勤時には影響を受けたと思われる常勤職員に必ず直接謝罪をお礼を。

6.上司との距離は近く

個人的なことも含め実情を知ってもらい、困った時は都度相談する。次の子作り予定があれば頃合いをみて伝えておいた方が良いかも。

7.笑顔で乗り切る

小さい子の育児中ママ特有のオーラで、ムードメーカーになれれば無敵。

 

理解がないとは言わないが、十分なサポートは望めない職場の場合。

1.挨拶を欠かさない

退社時は爽やかさを保ちつつも、感謝、申し訳なさ、しかし即座に帰らねば家庭に支障を来たす雰囲気を適度に織り込む。

2.感謝の気持ちを忘れない

謙虚な気持ちで感謝を伝えつつ、時短勤務者に対する不満を募らせている人が一定数いるだろうことについては深く思い病まず、ある程度開き直る。

3.時間内で仕事を終わらせることに全力を尽くす

数回でも手当の出ない時間外勤務をすると、それでも家庭は回るらしいと判断され常態化してしまうリスクがある。明らかに過剰な負担を課せられたとしても、なんとしても時間内に終わらせる。そのためなら手段は選ばない。

4.スキルアップへの意欲が湧くまでにはかなり時間を要するかも。
5.こども都合での急な欠勤時

連続欠勤は避けたいところ。どうにかして翌日の預け先を確保する。穴をあけないために努力していることはさりげなくアピールしておく。

6.上司との距離感を絶妙に保つ

丸腰で戦ってはいけない、切れるカードを用意し慎重にタイミングを図る(正面から戦ってもいけない)。育児家事負担は実際よりも重めに伝えておく。復帰半年以内の妊娠は覚悟が必要。

7.笑顔で乗り切る

後輩からは、怖い先輩に聞きにくいことでも気軽に相談しやすい人、先輩、上司からはお荷物だけどやる気は認めてもらえる存在になれれば大成功かと。

 

全く理解のない職場の場合。

ひとまず頑張ってみようと思うなら期間を決める(ゴールを明確にする)。

異動希望を申請する。

心が壊れる前に辞める。

 


常勤職員の理解ありきの時短勤務。お互い気持ちよく働ける環境作りとその維持には、並々ならぬ両者の努力が必要と感じます。

 

www.cheeks-betsubara.com